7月11日、東京で「五百旗頭真先生を送る会」が開かれました

投稿日時: 07/17 editor5

東日本大震災復興構想会議議長や防衛大学校長、熊本県立大学理事長等を務め、また、NPO法人日本防衛学会猪木正道賞基金の初代理事長として本会の創設と発展に貢献され、本年36日に急逝された「五百旗頭真先生を送る会」が、711日(木)、千代田区のKKRホテル東京において開かれました。

五百旗頭真さんの遺影が飾られた察壇=東京都千代霜区で2024年 7月11日午後2時9分、長谷川直亮撮影

 

発起人は井戸敏三・前兵庫県知事、猪木武徳・大阪大名誉教授、国分良成・アジア調査会会長、ジェラルド・カーティス・米コロンビア大名誉教授、白石隆・熊本県立大特別栄誉教授、田中明彦・国際協力機構理事長の6名です。

式典には、五百旗頭先生と親交がありました小泉純一郎、福田康夫、菅直人、野田義彦の元首相や、額賀福志郎衆議院議長、別所浩郎侍従長、林芳正官房長官を含む学者、政治家等の約500名の方が参列して献花されました。

黙とうの際には防大学校儀仗隊・吹奏楽部による防衛大学校学生歌が厳かに演奏されました。

黙とうする人たち=長谷川直亮撮影

弔辞は、樺山郁夫・前熊本県知事、北岡伸一・東大名誉教授、御厨貴・東大名誉教授が読みました。北岡伸一名誉教授(当基金理事)は、「日本は今、国内的にはいささか偏狭な意見がもてはやされ、国際的には国際協調路線が危ういところに来ている。こういう時に五百旗頭さんを失ったのは本当に痛い。しかし、国内にあっては学問を大切にし自由闊達(かったつ)に議論する社会を、国外にあっては国際協調路線を、今後も進めていくのが残された者の責任ではないかと思っています。そのことをここに誓い、お別れの言葉としたい」と結ばれました。

 

渡邉昭夫新理事長と事務局長は、献花ののち、ご遺族にお悔やみの言葉と基金を代表してこれまでの基金の諸活動に対する感謝の気持ちを申し上げました。

 

なお、当日の受付では、参列者に式典の「次第」と一緒に薫氏編集による小冊子『父・五百旗頭真と遺稿「戦う自由主義者・猪木正道」』が配布されました。最初のページにあります「父の遺稿について」を添付・掲載します。

父の遺稿について.pdf